説法獅子吼

新年明けましておめでとうございます

昨年は大変お世話になりました。

本年もどうぞ宜しくお願い致します。

今年は寒いお正月ですし、ここに来てコロナ第6波となりました。くれぐれもご自愛くださりお健やかにお過しください。

さて、今年は寅年ですね。

真宗と干支とは関係がございませんが、関わりのある動物もおります。その一つが獅子(残念ながらトラではありません)です。本堂内陣の彫り物と香炉の上蓋にも獅子がおります。「重誓偈」の「説法獅子吼」を思い出される方もいらっしゃるかも知れませんね。重誓偈の「説法獅子吼」は、その意訳勤行「ちかいのうた」には「獅子の吼ゆるごと法とかん」とあり、法蔵菩薩が仏と成ったときには獣王である獅子の声が他を覚醒させるように、人々をめざめさせ導いて行く法を説くと誓われた言葉です。獅子のように力強く私の無明煩悩を打ち砕いていただく阿弥陀如来のはたらきに感謝し、今年もお念仏の一年を皆様と送りたいと念じ上げます。