ご縁を慶び、お念仏とともに

昨日、コロナ感染対策の下、またお忙しい中にも関わらず総代さま、役員・婦人会役員の皆さまにお集まりを頂き、今後の行事(報恩講・元旦会・初法座)について協議致しました。

浄土真宗にとりまして一年の内で最も大切な報恩講については、コロナ感染に十分配慮し、例年とは異なる形式ではありますが、何とかお勤めをする道筋をつけることが出来ましたこと感謝申し上げます。後日、文書にてお知らせを発送させていただきます。

報恩講は、親鸞聖人のご遺徳を偲ぶ報恩感謝の法要ですが、その親鸞聖人のご誕生850年慶讃法要・立教開宗800年慶讃法要が2023(令和5)年3月から5月まで5期30日間営まれます。これに伴い、10月1日にスローガンが決定されました。

「ご縁を慶び、お念仏とともに」

スローガンに込めた願いの一部に、

「浄土真宗の宗祖親鸞聖人は、阿弥陀所来の救いに出遇われた喜びを「遠く宿縁を慶べ」と、「はるか過去からのご縁のたまものへの慶び」を表しておられます。阿弥陀如来の救いとは「私はあなた方一人ひとりを、そのままに受け止め、決して見はなさない」との願いが「お念仏」となってはたらき続けていることです。今の私たちが、このお念仏の教えに出遇うことができたのは、850年前の聖人のご誕生があってのことであり、そして800年前にその教えを明らかにしてくださったことにほかなりません。」とあります。

コロナ禍中ではありますが、この長きにわたる歴史と伝統を踏まえつつ、親鸞聖人に偲び今年度の報恩講を大切にお勤めさせていただきたく存じます。