あなたと不安を共に

新型コロナウイルス感染が拡大し、現段階では残念ながら終息時期がみえません。

過日の春季彼岸会法要は20名ほどのご参拝をいただきお勤めを致しましたが、明日の朝参りについては3つの密を避けるため大変残念で心苦しいことではございますが、寺族のみのお勤めとさせていただきます。皆さまにおかまれましては、是非各々のご家庭のお内仏にお参りください。

 

本願寺新報に、新型コロナウイルスの影響で全国的にも法座の中止が相次いでいる中での福岡教区鞍手組(くらてそ)のオリジナルポスターの記事がありました。

 

ポスターの標語は「あなたと不安を共にしたい」

 

続いて次のようなメッセージがつづられているそうです。

 

「ウイルス感染のことが本当に心配です。デマや疑心暗鬼で心も迷い痛みます。

だからこそ今、阿弥陀さまの光をあおいで手を合わせ、お念仏を申してせめて自分本位になりがちな私の姿を振り返り、少しでもその不安を共にして、助け合い、敬い合い、譲り合いの心をはぐくめたらと思います。この状況下、たとえ行事は出来なくとも、いつでも阿弥陀さまがご一緒です。」

 

先の見えない不安はございますが、必ず出口は訪れます。

その際には、高らかに皆さまと共にお念仏申したく存じます。

くれぐれもお気を付けてお過ごしください。