梅雨の一休みなのか、暑い7月入りとなりました。
水不足が懸念されているので、もっと雨が降ってくれるといいですね。
くれぐれも熱中症にお気を付けください。
今月の掲示板に蓮如上人の歌です。
「たのませてたのまれたまふ彌陀なれば わがはからひのいらぬなりけり」
この歌について、富岡蓮照寺の松岡先生が次のように述べられていますのでお味わいください。
『私が、この歌ですごいなぁと感じる部分は「たのませて」という最初部分です。歌も最初に来ますが、実際にも阿弥陀如来の救いが先手であるということ。我にまかせよ必ず救うという願いが、この私に到り届いているという真実。どうか私に任せてくださいと如来側から先にはたらきかけてくださっている。その上で、おかませしていくしかない私ではありますが、その「おまかせ」も私のはからいでないという不思議。
「不思議」とは「本来は凡俗人には思いはかることのができない事柄を修飾する言葉」と「岩波仏教辞典」にあり、はからおうとしても、はからいきれない事柄です。生きているということは、あたりまえで、その上に起こる不思議な現象という使い方は、どうやら用法としては怪しいようです。人智の及ばない「如来智慧海 深広無涯底」の中に生かさせて頂いている、今この瞬間こそが不思議と言えるようです。』
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