梅雨空が続き、陽射しが恋しいですね。
今日は七夕、彦星と織姫は日本上空外で会うようですね。(笑)
さて、ご門徒さんが、浄土真宗に疑問を感じであろうお話を少しお話ししたいと思います。
〜なぜ浄土真宗では、戒名ではなく法名というのですか?〜
昔、中国の道安(どうあん)という僧侶が、「出家した者は、世俗の地縁・血縁を離れて生きる。だからお釈迦様の弟子である表明、つまり釋(しゃく)を苗字にしよう」と提案しました。彼は、自ら釋道安と名乗っています。
そこで東アジアでは、仏教に帰依して仏教の戒律を守って生きる人は釋○○といった戒名を授かることになりました。
出家者は、家庭をもたず、仕事をもたず、社会との接触を最小限にして、さとりを求める生活を営みます。出家者となる際には、きちんと戒律を授かる作法を経ねばなりません。これを授戒(じゅかい)と呼びます。授戒をすれば戒名をもらうことになります。
一方、真宗では、法名といいます。これは、真宗が授戒を前提としない教えであるためです。浄土真宗は、戒律を授かって出家するのではなく、仏教に帰依し、仏教の教えのもとに普通の社会生活を営む仏道です。そこで法名とよび区別しているのです。
「浄土真宗はじめの一歩」参照
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