安楽廟途中経過

昨日、屋根がのりました。
昨日、屋根がのりました。

七月に入り、昨日は一日恒例の朝詣りがありました。

朝の段階ではなかった合祀墓「安楽廟」の屋根が夕方になり漸くのりました。

この先は、中央にお名号を入れ、きちんとお参りができるように香炉を整えていきます。

仏教徒におけるお墓の始まりは、お釈迦さまの遺骨(仏舎利)を中心に建てた仏塔(ストゥーパ)です。

お釈迦さまの遺骨は、そのお徳を慕う人々の願いに応じて、八つの地方に分骨されたと伝えられています。

このようにお墓とは、その人を偲ぶ手だてです。

特に浄土真宗では「往生めでたし」というのが親鸞聖人のお気持ちであったことが残されたお手紙から伺えます。

またご自身も「浄土にてかならず待ちまいらせ候ふべし」とおっしゃっておられます。

そのため浄土真宗ではお墓に「南無阿弥陀仏」あるいは「倶会一処(ともにひとつところで会う)」と刻むことが多いのです。

「私も遠からずあなたの後からお浄土に還らせていただきます。どうぞよろしくお導きください」といえるようなお参りになると、まことにすばらしいお参りになることと思います。